森 栄二NGC6888
先月同じシステムで撮影したNGC6888と合わせて完成させました。クレセント自体は明るいのですが、白鳥座にある背景の星雲は意外に暗く、背景を綺麗に出すにはそれなりの露出時間が必要です。
#125617
2025年8月22日 21時25分0秒
露出 600秒
600秒x36枚 (L-Ultimate)、600秒x19枚(L-Ultimate)、ゲイン300、冷却温度 0度
カリフォルニア州 レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:タカハシ FSQ106N
カメラ:ZWO 2600MC DUO
オリオン シリウス赤道儀、2600MC DUO、DUO内蔵の220MMをガイドカムとして使用。ZWO EAF+温度センサー、ZWO EFW (L-Ultimate)、温度1度変わる毎にフォーカス作業を実施(温度センサーは鏡筒に貼り付けて使用)
530mm
ステライメージ8、9。PhotoShop、PixInsight にて画像処理。ダーク補正、フラット補正等の画像処理。
FSQ106は温度変化の影響を受けやすいので、気温の変化が大きな場所では、温度補償が必須です。しかし、オリジナルのフォーカサーはイメージシフトが大きく、バックラッシュもあり、頻繁にフォーカス位置を動かすと、ガイドずれとなったり、全体の画像の歪が変わって、画像処理に苦労します。切削のフォーカサーで、フォーカスギアのピッチを細かくするとか、さらにテフロンのテンションを加えるなどして少しでも良くしてもらいたいものです。せっかくの光学系が機械系の欠点のために生かされていないのは残念です。