ヘール・ボップ彗星を見よう
STEP 2 ヘール・ボップ彗星を見る
双眼鏡の準備ができたら、ヘール・ボップ彗星を見てみよう。
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STEP 2−1 どこで見る
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彗星を見るなら天の川が見えるほど空が暗いところが一番です。この時期のヘール・ボップ彗星は5等級ほどの明るさですが、5等級といっても淡く広がってふつうの5等星より暗いので、夜空が暗いほど見やすくなります。
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STEP 2−2 いつ、どこに見える
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彗星観望に月明かりは邪魔になります。8月の新月は14日なので、月明かりに邪魔されない8月の前半に彗星を見ましょう。また、ヘールボップ彗星は夜半の南の空に見えています。夜の8時から11時くらいまでがヘール・ボップ彗星を見るのにちょうど良い時間帯です。この時間に南の空を見ればひときわ明るい星が見えます。これが木星で、ヘール・ボップ彗星を探すのに格好の目印となります。
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STEP 2−3 見つけかた
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夜空の暗いところならば、肉眼でも見えるかもしれないヘール・ボップ彗星ですが、双眼鏡でいきなり見付けようとしても初心者には無理です。幸い8月にはヘール・ボップ彗星の近くに木星があるので最初の目標にします。あとは、目印になる星をたどっていけばヘール・ボップ彗星を見付けることができます。
詳しくはヘールボップ彗星の見つけかたをご覧ください。
また、木星と彗星は毎日動いていくので、彗星経路図(JPEG 26KB)でその日の位置を確かめてください。
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STEP 2−4 見えかた
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双眼鏡で見たヘール・ボップ彗星はおよそこんな感じです。ぼんやりと雲のように広がって見えます。天体写真のように派手な姿が見えるわけではありません。写真は長時間かけて露光できるのですが、人間の目にそのような仕組みはありません。あまり期待し過ぎてはいけません。ただし、4億km(光でも約20分の距離)彼方の巨大彗星の生の姿を見ているのです。じっくり鑑賞してください。よく見れば、わずかに彗星の尾が延びているのが見えるかもしれません。
また、彗星の付近には、似たような見えかたをする天体 -散光星雲や球状星団- が多いので、位置をよく確かめましょう。
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