1日の夕方の南西の空で、おうし座の1等星アルデバランが月齢4.2の月に隠される現象が全国で見られる。とはいえ、潜入は日没前のことなので、観望には望遠鏡が必要だ。東京での潜入は17時08分だ。青空の中であっても1等星なら口径10センチくらいの望遠鏡で見ることができる。月はすぐに見つけられるので、昼間の恒星を見るいいチャンスといえるだろう。なお、東京での出現は18時26分で、日没後となるので見やすくはなるが、月の明るい縁で起きる現象なので、良く注意して観測したい。