ハレー彗星を母彗星とする「みずがめ座η流星群」が極大となる。
観測条件の良い南半球では、1時間あたりの出現数が100個を超えることもあるほど活発な流星群だが、日本国内からは輻射点が南東の空低く、しかも観測できるのは夜明け前のほんの1〜2時間程度であるため、多くの出現は期待できない。
この群の流星は、速度が速く、青白く、痕を残すものが多いのが特徴。写真には写りにくいが、大きな流星が飛んだ後に見られる流星痕の撮影には適した流星群だ。
出現期間は4月末から5月18日ころまでで、今年は3日が上弦で、明け方には月がなく、条件は悪くない。1時間あたり10個も見られれば大成功といったところだが、あまり大きな期待はできない。
なお、10月の「オリオン座ν流星群」もハレー彗星を母彗星とする流星群だ。