正月明けの4日未明、毎年のように活発な出現をみせてくれるりゅう座ι流星群が極大になります。この流星群は、元旦のころから5日ころまで出現しますが、ピークは4日の早朝に集中し、多いときには1時間に100個近い活発な出現がみられますから、観測始めの現象としては楽しめるものです。
なお、昔このあたりにあった壁面四分儀座(へきめんしぶんぎざ)という星座にちなんで、四分儀座流星群と呼ばれることもあります。
この群の流星は、速度の速いものが多く、痕を残すものはあまりありません。観測は放射点が高くなる午前2時ころから夜明けまでの約3時間となります。
ただ、あいにくなことに、満月すぎの大きな月が出ていて、夜空が明るく、今年のばあいはいくらか出現数が少なめになってしまいますが、しかたのないことでしょう。