おうし座の1等星アルデバランが月にかくされる現象がここしばらく続いていますが、今年はこれにしし座の1等星レグルスが月にかくされるのが加わって、星食の話題がにぎやかさを増しています。
そのレグルスの食がこの日の宵にも見られます。今回は月齢が4.7という地球照のあざやかな細目の月であり、高度が西へ低く下がってからとはいえ、美しく見られます。
ただし、レグルスが月にかくされるのは、中国、四国の西端をのぞく東よりの地方で、九州ではレグルスは月に接近するものの、食はおこりません。しかし、いずれにしても、双眼鏡でも十分楽しめる現象となるでしょう。