宵の南東の空に姿を見せるようになっているやぎ座の逆三角形のうち、西よりの頂角にあるα星の近くに放射点をもつやぎ座α流星群が極大になると予想されています。この群の母彗星はホンダ・ムルコス・パジュサコバ周期彗星といわれています。
この流星群の出現はすでに7月中旬ごろから始まっていて、8月中旬ころまで続きますが、出現数はあまり多くはなく、ピーク時で1時間あたり数個といったところです。ただ、この群の流星は火球めいた明るいものが含まれ、爆発を繰り返しながらゆっくりと流れるすがたはとても印象的なものです。
この日は午後10時ころに月が東から昇ってくるので、宵のうちがどちらかというと好条件です。すでにペルセウス流星群の活動もはじまっているので、あわせて観測してみましょう。