ジャコビニ・チンナー彗星に関連する流星群として13年ごとに活発な活動を見せるものですが、1972年にはまったく出現せず、期待して待ち構えた人々をがっかりさせました。ところが、13年後の1985年は宵の空で活発な出現があり、さらにその13年後にあたる、昨年(1998年)10月8日の午後10時前後に1時間あたり100〜400個ほどに相当する活発な出現が見られました。
この流星群はその他の年にはほとんど出現が見られないので、今年はあまり期待できませんが、昨年、出現が見られているので一応の注意はしておきたい流星群です。極大の予想時刻は10月9日10時とされていますが、しばしば早まることもあるので、10月8日の宵のころから注意したほうがいいでしょう。10月10日が新月なので月明かりはまったくありません。