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       宇都 正明 さんからの投稿画像です。 
      富士写真フイルム FinePix S2 Proでとらえた秋〜冬の星雲・星団の写真です。
S2Proの潜在能力を感じさせてくれる作例の数々です。 
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     ■撮像データ(共通) 
       撮影日時:2002年10月12日、13日 
       撮影地:静岡県浜松市の郊外 
       ビクセン R200SS + コマコレクター 
       フジ FInePix S2 Pro 
       EM-10にてノータッチガイド 
       JPEGで保存した画像をステライメージ3にて画像処理
     
    ■撮影者コメント:今回はテスト撮影でしたので、露出時間などはおおよそです。また、構図もいい加減ですが、ご容赦を。撮影地は、浜松市の郊外ですが、決して良い空とはいえず、光害が残る空での撮影です。 
       しかし、デジタルデータであるため、冷却CCDカメラほど圧倒的ではありませんが、やはり光害に強いという印象を受けました。テストということもあり、保存はJPEGで行いました。ダーク減算も行っていません。今後、もう少しテストして、撮影法や画像処理などを詰めていきたいと思います。 
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     (ISO400設定、30秒×4コマ + 約2分×4コマ) + (ISO1600設定、約2分×2コマ)、合計露出 約12分 
    ●思った以上に滑らかな画像が得られて驚いた。色調もごく自然で、人によって意見は異なるでしょうが、個人的には好みの色調です。淡い部分の描写もなかなか見事です。 
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     ISO1600設定、露出 2分(ガイド) + ガイドを止めて2分、合計露出 4分 
    ●合成写真ですが、M42とその日周運動を写してみました。こういうのも楽しめます。もし、このカメラで日周運動を写すとしたら、1時間バルブで開けっ放しではなく、30秒露光で次々と取り込んで、最終的にパソコンで合成した方がノイズが少なく良い写真になるかもしれません。 
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     ISO1600設定、露出 約2分×5コマ + 30秒×20コマ、合計露出 20分 
    ●今回は、JPEGで撮影しましたが、CCD-RAWでの保存すれば、ISO設定はさほど重要ではなくなるはず。ISO1600とISO400の差は、明るく写るがノイズも増幅されて多いのと、写りは暗めだがノイズも少ないかの差でしかなく、実質的なS/Nは変わらないはず。このM45ではノイズを取るのに苦労したため、そう考えるとCCD-RAWならばISO400程度で撮影を行うのが良いのかもしれない…。 
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     ISO1600設定、露出 30秒×14コマ、合計露出 7分 
    ●視野の狭いST7Eを使っていた身にとっては、この視界の広さには驚嘆するしかない。回転装置を持ってないため、構図が変えられないのが悔しい。 
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     ISO1600設定、露出 約5分×3コマ、合計露出 15分 
    ●赤感度がどの程度あるのか、実際に撮影して試してみました。ガイドが流れてしまったため、画像を小さくして誤魔化してます。馬頭星雲は厳しい感じを受けますが、NGC2024はしっかりと描写されています。このことから考えて、眼視で見ることが出来る星雲であれば、問題なく撮影できそうです。赤い、肉眼では確認できない星雲に関しては、少々厳しいかなと思います。反対に青い星雲に関してはかなり淡いものも描写できそうです。 
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     ISO1600設定、露出 30秒×20コマ + 約2分×2コマ、合計露出 14分 
    ●10月13日に撮影した月光下のアンドロメダです。ごらんのように月下であっても、月とのキョリがあれば撮影は不可能ではなさそうです。闇夜に撮影して比較していないため、どの位、月明かりの影響を受けているのかは定かではありませんが、これなら、恐らく、光害地であっても、それなりに満足のいく撮影ができるのではないでしょうか。一眼レフデジカメのポテンシャルの高さには、驚きます。 
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