林伸彦さんからの投稿画像です。
富士写真フイルム FinePix S2 Proでとらえた、春の銀河、M42です。M42はニコンD100で撮影されたものと比較されています。

■撮像データ
撮影日時：2003年3月22日、時刻と露出時間は各画像ごとに記載
撮影地：福岡県星野村
タカハシ ε-160（530mm F3.3）
フジ FinePix S2 Pro（ISO 1600）
ビクセン ニューアトラクスにて、FC60 + WAT-100N + AGA-1にて自動追尾

比較のためニコンD100で撮影したM42の画像。撮影時刻、露出時間はS2 Proと同じ。ISO 1600、ノイズリダクション：ON、タカハシ EM-200にてノータッチ自動追尾、トーンカーブ処理、明度調整

■撮影者コメント（抜粋）
今回、フジのS2 Proを購入しまして、ニコンのD100と比較撮影を行いました。比較撮影したのは西にかなり傾きかけたM42で、撮影鏡筒、撮影開始時間、撮影感度、露出時間をすべて同じ条件にて撮影しました。結果としてはS2 Proの圧勝で、「ここまで違うのか！」とD100を今まで使用してきました私にとってかなりのショックでした。
CCDの感度の高さ、長時間露出でのノイズの少なさ、長時間での色の再現性、どれを取ってもS2 Proが勝っています。本当にびっくりするくらいです。
D100も十分天体写真にも使える一眼デジカメですが、S2 Proはワンランク上の写りが期待できるカメラです。今回は初のテスト撮影画像はすべて1画像でトーンカーブ処理したくらいです。コンポジット等の処理は一切行っていません。5分撮影の長時間露出でも気になるノイズもなく良好な画像が撮れました。
S2 ProはD100と比べノイズリダクションの処理時間を必要としないため、撮影面における機動性が高いと実感しました。