【1998年10月14日 NASA】
木星で活動中のガリレオ探査機が衛星のイオでおきているオーロラの様子を鮮明にとらえた。これはイオが木星の影の中に入ったときに撮影されたもの。イオにはわずかながら大気が存在しているが、この大気分子と木星の磁場に捉えられた荷電粒子が衝突してこのオーロラのような色を発している。画像の左側がオーロラのイメージ。右側はオーロラを撮影したときと同じ場所を撮影したもの。
またガリレオ探査機は木星表面で起きている稲妻のようすもとらえている。これは木星の夜の側で撮影されたもので、水蒸気の雲の中で起きている現象。木星の大気は上層にアンモニアの雲、下層に水蒸気の雲と複雑な構造になっている。画像はそれぞれ別の場所でとらえた稲妻で(1、2、3)、3千万個の100ワット電球を一度に点けた明るさだという。
この画像の他にも新しい画像がガリレオ探査機のホームページに掲載されている。
□ガリレオ・ホームページ(英文)
http://www.jpl.nasa.gov/galileo/