森 栄二M45-NGC1333 付近

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短焦点はトラッキングが簡単になる反面、光害や背景の明暗さの影響を受けるため、別の意味で処理が大変です。光害の影響を排除するために、撮影時に背景フラットを撮影しておくほうが処理が簡単です。特に暗い部分を極端に持ち上げる場合には必要だと感じています。こうやってみると、M45の光はかなり遠くの星雲まで照らしていますね。

#115188
2024年11月4日 21時5分0秒 露出 180秒
180秒×29枚 (フィルタ無し)
カリフォルニア州レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:シグマ 135mm F1.8 DG HSM
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO
オリオンシリウス赤道儀(スカイウォッチャーEQ5。オリオンは現在営業中断中のようです)。ZWO EAF。 ASI AIR PRO(電源コネクタが接触不良を起こすので取り替えて使用)。ASI 120MM mini (ガイドカム)、SVBONY 30mmF4 (ガイド鏡)、F2.0にて撮影
135mm
ステライメージ8、PhotoShop、PixInsight にて画像処理。設定可能な最大のゲイン=300、冷却温度 0度にて撮影。ダーク補正、フラット補正等の画像処理。
カメラには2600DUOを取り付けて撮影に臨みましたが、35mmレンズでは、主チップを合焦させてもガイドチップ星像のピントが合いません。メタルバックの短いカメラレンズこそ、ガイドチップ内蔵のカメラが真価を発揮するはずなのですが、まったく役に立ちません。残念ですが、2600DUOはカメラレンズでは使い物になりません。新しいWIFIのカメラも同じだと思われます。不便なのはDUOと120MMをASIAIRに接続すると同じ名前で見えます。名前から区別できません。WIFIモデルではガイドカムが使えるかどうかも不明です。