夜空をじっと見つめても、星を結ぶ線など見えません。とにかくまずは、適当に線を引いてみることから始めましょう。
星座というと、何か決まった結び方がありそうなものですが、じつはそうではありません。人間は昔から、三角形、四角形、五角形、六角形、十字、ギザギザ、文字、などなど、勝手気ままに星をつないで遊んでいました。
国際天文学連合が1930年に発表した「星座の科学的区画法」では、88の星座が決められ、どこからどこまでが何座なのか、その境界線を定めています。しかしながら、星座の星の結び方に関しては、世界共通の決まりというのは、現在でも存在しません。
星を結んで楽しむことは、昔も今も、将来も、誰もができる自由なことです。