2月16日にオーストラリア大陸で今世紀最後の金環日食が見られます。今回の金環日食では、太陽と月の見かけの大きさがほとんど同じで、金環の継続時間が大変短いことが特徴です。
陸地で最初に金環日食が見られるのは、オーストラリア南西部、パースの北約300キロの地点で、このとき、金環日食帯の幅は49キロ、太陽高度は北西の空45度、金環の継続時間は48秒となります。その後、金環帯はオーストラリア大陸を南西から北東の方向に横断していきますが、北東の方へいくにしたがって、午後遅くの現象となり、太陽高度は下がってしまいます。