昨年10月29日に外合となって以来、宵の明星として西天で人目をひいていた金星が、この日太陽の東側へ45°23′離れて東方最大離角になります。金星の明るさはマイナス4.3等、日没時の高度も40°と高く、非常に見やすくなっています。
今回の東方最大離角は高度が高くなるもので、このため西へしずむ時刻も22時ごろと遅く、宵の西空で長々と見ることができます。金星は、これからは再び高度を下げはじめ、7月15日に最大光度、8月19日内合となります。