6月11日に東方最大離角になった金星は、その後少しずつ高度を下げてきています。しかし、明るさの方は増していて、この日マイナス4.5等の最大光度に達します。
これは昼間の青空の中でも見えるほどの明るさで、14時半ごろに南中するのをみはからって、高度65°くらいのあたりをさがしてみれば、ぽつんと光っているのが肉眼でも見つけられます。双眼鏡ならより簡単に見つかりますし、注意深く観察すれば、細く三日月形に欠けていることもわかります。