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14等級の超新星1998aqの発見


イギリスのアマチュア超新星捜索家のマーク・アームストロング氏が おおぐま座にある銀河 NGC3982 に 14.9等級の超新星を発見した。 これは4月13日(世界時)に撮影したCCD画像から見つけたもので、 アームストロング氏は3月10日にも超新星1998Vを発見していて、 今回が今年2個目の発見となる。

この超新星は爆発直後らしく、最大で12等級まで明るくなるかもしれ ないと期待されていて、その後の観測でも増光が観測されている。 12等級というのは、超新星としては比較的明るく、アマチュアの冷却CCDカメ ラでも充分写る明るさだ。 今年の3月には超新星1998Sが11等級の明るさなったのが記憶に新しい。 1998aqが明るくなれば、2カ月続いてアマチュアが撮影できる明るさの超新星 の出現となる。 偶然にも、この2つの発見位置はわずかに8度ほどしか離れていない。 1998aqは夕方から明け方まで一晩中観測可能だ。

NGC 3982:
光度12.0等
視直径2.5分角
距離5000万〜6000万光年

星図

参照:
IAUC 6875
[vsnet-alert 1679] SN 1998aq


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