夏といえばやはりペルセウス座流星群ですね。ステラナビゲータでは
から流星にはこだわり続けてきました。14個の流星群が、それぞれの群の特徴に合わせたスピードで極大に合わせて流れるようになっています。流星の経路は、初代では天球上の放射点からの動きとして計算し、放射点からの角距離に応じて経路長を変えて表示をしていました。地上から見るだけならこれでもじゅうぶんなのですが、
から宇宙に飛び出せるようになったので、どうせなら地球上空から流星が流れるところを見たいと思い、 では実際の流星体の経路を計算したうえで流星を表示しています。高度110kmくらいから発光して80kmくらいで消失するようにしてあり、流星を流しながら観測地の標高を上げていと(フライトモード)、流星が流れる中を突っ切っていくことができます。さらにこだわっているのが見え方です。PCの狭い画面でいくらシミュレーションをしても本当にリアルな見え方なのか判定しかねます。
そこで、ステラドームを使ってプラネタリウムで実験をしました。具体的には、「かわさき宙と緑の科学館」職員で流星研究家の佐藤幹哉氏の監修のもと、リアルな流星の見え方になるように調整しました。流星体の速度を「秒速○km」で指定し、流星痕が残る時間も0.1秒以下の精度で制御できるようにして、いろいろな流星を表現できるようにしました。PCの画面で見るのもいいのですが、機会があれば是非、プラネタリウムのドームでステラの流星を見てください。
ところで流星痕の継続時間を長くすると、流星の速度が遅くなるように見えます。目の錯覚なのですが、ちょっと研究してみる価値がありそうです。