『しし座流星群2002』操作ボタン付き
11月19日未明にピークを迎える「しし座γ流星群」と、11月中活発な活動を見せる「おうし座流星群(南群、北群)」が、東西で競い合っています。おうし座の角先には土星、しし座の放射点の近くには木星が明るく輝いています。ただし2002年は満月(11/20)直前の月明りがあるため、流星が見づらくなってしまいます。 下の星図の観測地は東京、時刻は2002年11月19日午前3時30分、を表示しています。この時刻から、空が明るくなって星が見えなくなるまでが、条件が悪いといわれている今年の中でもっとも良いと思われる時間帯です。
▲ボタンを押して、アニメーションを実行すると、流星が流れます。 しし座流星群の流星は速くて白く、明るいものはやや黄色みがかっています。また、おうし座流星群の流星はやや遅くて赤みがかっているという特徴を持っています。光跡付ボタンを押して流星の流れた経路を表示したままにすると、それぞれの流星群が天球上をどのように流れるのかがよくわかります。
■ヒント: しし座流星群の流星が見られるのは、放射点が地平線からのぼる午後11時以降です。放射点が地平線の下にあるうちは流星は見られません。 18日の月没は4時17分、薄明開始は4時51分です。月が沈んでから空が白みはじめるまでがチャンスです。 19日の月没は5時14分、薄明開始は4時52分です。月が西に傾いたころからがチャンスです 20日の月没は6時13分、薄明開始は4時52分です。 ちなみに、明け方の午前4時〜5時ころになると、東南東から、火星、金星がのぼってきます。