土曜の朝、透明度が良くなりそうだったので遠征しました。狙い通り、抜けるような空の下、八ヶ岳から彗星が昇ってきました。画像処理をして予想以上に伸びた尾、そして、イオンテイルの微細構造が浮かび上がりました。肉眼で見えるか見えないかという感じでした。
何にも画像処理していないため、やや見苦しい画像で恐縮です。30s程度の露出(レリーズを忘れただけ)で尾は3°くらいの長さに写りました。取り敢えず、見たし、撮ったし、満足しました。
(1枚目)小さ目の彗星ですが、双眼鏡で微かに尾が見えました。写真では画角からはみ出すほどに伸びました。
(2枚目)朝焼けに消えていくイメージを狙いましたが、高感度ネガだとノイジーになってしまいますね。
海抜4m程しか無い自宅周辺からの撮影は、透明度が良くないと淡い部分が表現できません。尾の時間分解能は落ちますが、1分x6コマ露光の2カットを合成しました。
望遠鏡のファインダーで、長くのびた尾が見えました。
撮影した場所では光害があり肉眼では確認できませんでした。まっすぐに伸びた細く長い尾が印象的です。
朝靄が立ちこめてきてやっと一枚撮影できた。新潟県はつらい!
やっと話題の彗星を観察できました。眼視ではファインダーでぼやけたコマ部分だけを確認。機材トラブルでこの画像のみです。尾が途中で曲がっているのが分かります。
薄明に追われながらの撮影です。写野からはみ出すほどの尾に驚きました。
薄明が始まってしまいRGB画像は撮影できませんでした。
金星を目印に撮影しました。薄雲が広がり、4コマ分撮影できました。尾が長いことに驚きました。コンポジットのあと、尾が残るように処理をしてみました。むずかしいですね。
900mmでイオンテールのディテールを狙いましたが無謀でした。やはり、明るい光学系+高感度カメラ+短時間露光/カットが必要です。
8倍42mm双眼鏡でぼかして近くの5.1等級の星と比べるとほとんど同じ明るさでした。
双眼鏡で確認しましたが尾ははっきりとはわからず、撮影してから彗星とわかりました。
気温-0.6℃。低空はモヤがあり透明度はイマイチ。5時前に見やすい高度まで上がってきましたが薄明との戦いでした。
霜除けヒーターを使用しなかった為若干レンズに霜が付着したままの撮影となってしましました。