白昼にもかかわらず、青空の中で彗星の核の部分が見えたのには驚きました。
自宅2階の窓から328に19mmアイピースをつけて捜索、補足できれば撮影という横着なことをやったので、3日目にやっと捕捉・撮影できました。眼視のほうが尾もよく伸びきれいでした。
(1枚目)ステラナビゲータ8の画面を元にやっと見つけました。1枚画像です。
(2枚目)こちらは5枚コンポジットです。
上空快晴ながら冬にしては低空の透明度が悪い日でした。特に高度4~5度あたりまでモヤ(雲?)があり、日没直後の明るい中、彗星そのものを見つけることができるか予想できませんでした。ところが4cm(X10)の双眼鏡を向けると、しっかり尾を引いた彗星らしい姿を発見!夕空の中、富士山の左上で金色にピカピカ輝いているのが印象的でした。写真写りがひじょうに悪いのですが、双眼鏡で見た生の姿はずっときれいでした!
透明度に恵まれ、8×40双眼鏡でもギラッと輝くコマとテイルがはっきり見えました。記念撮影のつもりで気楽に撮ってみましたが、階調補正してみると双眼鏡で見たイメージにかなり近くなり、期待以上の写りでした。
東京でも撮影できました。日没前から見えました。マンションのアンテナが入ってしまいましたが・・・ご愛嬌でしょう。
太陽が沈む前から彗星核が見えていました。核近傍をねらっているのですが、シンチレーションが悪く、ディテールが分かりません。
(1枚目)南アルプスに日が沈んだのが16:36頃。17:00までは残念ながら確認できませんでした。17:30に山の端に沈んでいくまではあっというまでした。双眼鏡では確認できましたが肉眼では残念ながら確認できませんでした。さすがにヘールボップ彗星ほどではありませんが、これだけはっきり見えるとちょっと感動です。
(2枚目)コンポジットし、トリミングしてみました。水平線の見える海辺ではもっと尾がはっきり見えるのでしょうか。
(1枚目)双眼鏡の接眼部にコンパクトデジカメをつけて撮影。
夕焼けの中、肉眼でもハッキリと見え、双眼鏡では白く輝いて見えました。北半球で継続して見られないのはとても残念です。
(2枚目)(1)と同じく双眼鏡の接眼部にコンパクトデジカメをつけて撮影。低空のため大気の屈折で彗星の核が、一瞬縦に三つに分かれて見えました。
朝焼けの中に手持ちの5センチ単眼鏡(×12)ではっきり見えました。-1.5等ほどでしょうか。2日前よりも格段に明るくなっています。
(1枚目)金星は日没前からよく見えていましたが、彗星の確認は日没後20分ほどかかりました。金星と同じ画面に写るとは驚きです。縮小すると像がつぶれるため、彗星付近のコントラストを上げています。
(2枚目)肉眼でも存在が分かり、双眼鏡だと尾がよく見えます。低空に薄雲がありましたが、それでもしっかり輝いていました。
薄明が進む中でビルの看板に阻まれたが、出てきたところを5センチ7倍のファインダーで捉えた。ヴェガも肉眼では見えなくなっていた。
(1枚目)直視ではオレンジ色の薄明をバックに核が光って見えました。
(2枚目)地平線付近まで晴れ渡った空でした。近日点通過後が楽しみです。