(1枚目)前回のフレームと同日に撮影したもののなかから、ISO 50で解像度を重視して拡大率を下げたものを選んで処理してみました。ガッセンディ内部や湿りの海を取り巻く谷が割と表現できたと思います。
(2枚目)上の写真と同じ拡大率で撮ってみました。秤動で北側が大きくこちらを向いているため、J.ハーシェルなど北部の地形がよくわかります。画面右端に、グルイテュイゼンγの大ドームが見えます。山頂の穴まではこの解像度ではわかりません。
(3枚目)J.ハーシェルからゴールドシュミット、バーロウに至る、北部クレーター地帯がよく見えています。アナクサゴラスの光条がまぶしいほどです。プラトー内部の小さなクレーターのうち3つまでが、かろうじて(位置だけ)確認できます。
(4枚目)上と同じ構成/拡大率で南西部クレーター群を狙いました。光学系の軸合わせがいまいちで、周辺部はかなり流れてしまいましたが、シラー・ハインツェルといった特徴のあるクレーターが見えています。右下にぎりぎりでヒッパルス谷も写りました。