(1枚目)光害地で光害カットフィルタでは、3~4分で白くなるのですが、帯域の狭いOIIIフィルタを使うと、かなり暗い部分まで写ります。 狭帯域フィルタを使うと星像も太くならずすっきりとした画像に仕上がりますね。
(2枚目)EOS並みにノイズが下がった・・・という噂を聞いて早速D50を試してみました。 たしかに背景ノイズは少なくなっているようですが、左上のアンプノイズは予想していたよりも大きく、長時間露出では問題になりそうです。全く同じ日に、同じフィルタ、望遠鏡、構図でEOS350D(新EOSキッス)を使い撮った画像と比べてみると、D50のほうが感度がやや低いことが解かります。D50には、電子シャッター用の外部端子もなく、バルブモードは赤外線リモコンだけが使えます。また、外部のシャッタースイッチが使えないので月などを短時間に連続撮影することはかなり難しいと思います。更に、合焦の際、TFT画面上で撮影画像を拡大しつつフォーカサーを操作するのですが、拡大するためのボタン操作が多く、EOSに比べるとかなり大変です。 また十分拡大できないので、EOSに比べると像が甘くなりました。 正直購入してがっかりしています。
(3枚目)全く同じ望遠鏡、フィルタを使い、同じ日にD50と同じところを撮影してみました。どちらも改造していないカメラですが、EOSのほうがややHαの感度が高いようです。また、露出時間は同じですが、感度そのものもEOSのほうが高く、EOS350Dでは、6-7割の露出時間があればD50と同じ明るさにオリオンを写せました。CMOSは星像が太くなる・・ということで星像の差を期待していたのですが、それ程大きな差はなさそうです。