3/20天城高原で友人の小林氏(PbO)と片山(PbO)で共同撮影からの1stリリースです。この日は低気圧も通過して薄明が終わる頃には快晴になりましたが、その後、ベタ曇りで、また日付が変わる頃に少しの間、晴れるという不安定な天候でした。
この画像は「さて冬の散光星雲も西に傾き何撮るよ?」という事でFC-50のレデューサを外して400mm F8で雲間をぬって「M81&M82」を撮影した3コマをコンポジットしたモノです。
左が「だいたい」北になっています。ガイド不良でトリミングできないのが残念ですが、5cmの屈折F8直焦とは思えないほどM81をグルグル取り巻いている腕に暗黒帯なんかも見えます。写野の右下(南東)にはNGC3077、右上端(南西)にはNGC2976も写っています。今回感じたのが、露出時間の難しさです。銀塩の時の癖で、どうしても露出時間を長くしてしまいます。同じ場所でも天候や方角、また光学系によっても適正露出が違うので、勘に頼らず、横着せずに小まめにフィードバックが必要と思いました(この画像もISO1600 420秒×3のコンポジットですが、露出オーバーです)。