(1枚目)感度の低いカラーCCDですが、明るい光学系と組み合わせるとかなりのところまで撮影できるようです。
背景の星雲に色が付き始めているので、もうちょっと露出時間を延ばせれば面白い画像になりそうです。しかし、シーズンはもう終わりなので撮影は秋ですね。
(2枚目)中国で作られて世界中で売られている反射式望遠鏡ですが、ミラーの保持方法に問題があるようです。3つのクランプでミラーを保持していますが、強く締めると鏡がたわみ解像度が下がります。それが出ない程度に締めても、鏡が僅かにスライドしてしまいます。そのため、長時間露出を行っていると、ほんの僅かですが像が傾いていきます。 防止のために、自作クランプの横からプラスチック製のネジを使ってミラーを固定しています。
(3枚目)各社の名前で売られていた中国製のED80はFPL-53が使われていて、現在出回っているFPL-51を使った中国製ダブレットEDに比べると、カラー補正がとてもうまくいっていて、像面の歪みを補正してあげると本格的なイメージング望遠鏡として使えます。
2万円で手に入れたセレストロンのED80ですが、手放せなくなりそうです。星像も隅まで完全に丸く、期待していた以上の画像を見せてくれました。
ただし解像度が高すぎるためか、星団などを短い露出時間で撮影すると、星が緑や青になってしまいます。
強風の中撮影したのですが、短焦点とアトラス赤道儀に助けられてガイドミスはほとんど見られません(多少星が太くなっていました)。