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星ナビ10周年記念 WEBアンケート
「あなたが選ぶ10大ニュース」結果発表

「星ナビ」2010年12月号の「創刊10周年記念特集・天文界の10年を振り返る」でセレクトした10本のニュースの中から、もっとも印象に残っている3本を選んで投票というアンケートをWeb上で行いました。合計1347名の方からいただいた回答を集計した結果を報告いたします。みなさんの熱いコメントを読みながら、あなたの“一番”をもう一度かみしめてみてください。

※投票受付は2010年12月26日で終了しております。

※1347名×3票で総計4041票です。

寄せられたコメントから

●星ナビで、はやぶさ「イトカワ」到着時のアップの写真が載っていたときのことが忘れられません。はるか彼方の、こんなちっこい天体に行って、着陸!?なんて日本人らしい繊細なミッションなんだろう!!と。それから正直はやぶさのことは忘れていたのですが6月の帰還は本当に感動しました。インターネットなど周辺の動きも楽しかったですね。孤独な長旅からほんとうに帰ってきたことをはやぶさ本体からの視点で見たラストショットの白黒写真は、何度見ても泣けてくる、間違いなく今年のベストショットです!(tomiさん)

●昨年より天文に興味を持つようになったので、割と最近の話題を3つ選びました。一番は何といっても「はやぶさ帰還」でしょう。私も感動しました。これをもとに天文分野に興味を持った人がかなり増えたと思います。ブームで終わらすことなく、このまま続けば嬉しいですね。(レオーネさん)

●ヤマトやガンダムに夢中になって、カール・セーガンの「COSMOS」を喰い入るように見てたのに、三十数年経ってすっかりそんな気持ちを忘れてました。しかし一連のはやぶさの活躍のお陰で、また宇宙への関心が復活してきました。夢中でいろんな本を読みあさって、イベントに足を運んでます。何度思い返しても泣ける!(szky_walkerさん)

●予想通りにとてもたくさんの流星がとんだしし座流星群。次の日がウィークデーで、仕事がありましたが、山まで見に行き、徹夜明けでそのまま勤めに出た覚えがあります。ホームズ彗星も、毎晩のように写真を写し、その変化におどろきました。(k_nodaさん)

●しし座流星群は、初めて見る流星雨で寒さを忘れて魅入ってしまいました。あんなに凄いのはこれからあるのかどうか……。皆既日食も初めてでしかも国内でということではやいうちから準備をして奄美大島に行ったのに「皆既」が見れなくて(泣き)。ヘソクリまで活用したのに見れなくて悔しい想い出です。「はやぶさ」はもう感動ものですね。世界初の快挙ですけど、あんな小さな天体にタッチしてまた地球に帰ってくるということだけでも凄いと思います。こういうことには惜しみなく予算を使って欲しいです。(てばまるさん)

●あの夜、家族を引き連れてしし座流星群を見に行きました。正に星の降る夜で、流星が空を切る音が聞こえるようでした。しし座流星群に、金星日面経過……、数々の殆どの人が見たくても見ることのできない天文現象を見ることができて、この時代に天文ファンとして生きることができたことを幸せに思います。(森本正良さん)

●一番はダントツでしし座流星群です。一生に一度の体験だったと思います。夜中に窓から次々に流れるのを見て、家族全員を起こしました。二番はホームズ彗星。この彗星はとても大きく見え印象的でした。三番は冥王星、長年親しんできたのに寂しい。個人的にはフィルムからデジタルへの変化は私の中ではとても大きな出来事です。(★☆皆既日食とオーロラ見たい☆★さん)

●46年ぶりの皆既日食……、その時15歳だった私にはもちろん人生初!!……だったのですが、本当に運が悪いのか、高校受験の高校説明会のために見られませんでした。受験生の自分を恨みました。しかし、今では無事高校に合格し、地学部で天体の研究をしています。またいつか皆既日食がみたいなぁ……。(かおりさん)

●小学5年生のとき親から怒られ一晩中外へ。このとき初めて星がきれいなものと知りました。中1から高1までアルバイトをしTS-80を購入しました。18歳で就職後は星を忘れていましたが、昨年初め若い社員から皆既日食を知らされ50歳にして初海外の中国武漢へ。最高の天体ショーを目の当たりに観ることができ、32年ぶりに星が復活しました。当時買うことのできなかったモータードライブを今年装着し素晴しい星を魅せてくれています。今後増備はするでしょうが、私の若い頃の思い出の詰まったTS-80とともに星雲の写真を撮っています。(栢 信之さん)

●しし座流星群は曇りで見られず、皆既日食も曇りで見られず、ああ〜悲しい思い出です。しかし、星ナビで詳しく掲載されていたので楽しく読ませていただきました。星ナビは、いつも晴天です。(渡辺盛二さん)

●家族で見に行ったイベントがやはり印象に残っています。しし座流星群は大成功で家族を流星ファンにすることに成功しました。日食は奄美大島に行きましたが、雲にやられて日食ファンにすることはできませんでした。はやぶさ帰還時のネット中継を見ようとした時に、息子がネットワークの帯域を使いまくってアニメ動画を見ていて、結局私は期間をライブで見ることができず、親子ゲンカになってしまいました。(ぐっちさん)

●私としては、皆既日食やはやぶさよりかも、「冥王星」が惑星から準惑星になったのが、とても印象に残っています。「惑星」という舞台から、「準惑星」という舞台に降ろされた冥王星の発表を見て、私は思わず泣いていました。しかし、冥王星が準惑星になって良いこともありました。「ケレス」や「エリス」という存在を知れたこと、でしょうか。それから、太陽系外縁天体を知り、それまた遠いエッジワース・カイパーベルトを知った……。冥王星が降格されなければ、私は太陽系だけに興味を持ったままだったでしょう。遠い星、遠い銀河に思いをはせることができたのは、冥王星……あなたのおかげでした。(九条 かえでさん)

●なんと言っても、長年休止していた天体写真撮影活動を復活させた火星大接近。押し入れに眠っていた望遠鏡を引っ張り出し、ビデオカメラを使って苦労しながら火星を撮影。写りはいま一つでしたが、今まで眠っていた天体写真への思いが再燃しました!。現在も冷却CCDを使って星空を撮影していますが、この復活により交流範囲も拡大し、これまで以上に天体写真を撮影することが楽しくなり、復活して良かったと思っています。また、日没後夕空に輝くマクノート彗星を写真に収めることが出来たのも感激。南半球での壮大な姿は圧巻!さらに、「はやぶさ」は言うまでもなく大感動でした。日本の技術力のすばらしさを改めて感じた出来事です。天体写真撮影活動を再開して色々な方々と交流が持てた中のお一人が、この「はやぶさ」に深く係わっていたことも驚きでした。21世紀は、まだ始まって10年ですが、これからもワクワクするような天文現象が起こることを期待して、この趣味を永く続けていきたいと思います。(ベランダGPDさん)

●2009年が世界天文年ということをさまざまなメディアで知り、それからどっぷりと天文にハマっていきました。最初は肉眼だけで星見をしていしたが今見ている星がなんという名前か知りたくなり星空ナビを購入し、それだけでは物足りなくなりこちらサイトでも紹介されていたポルタII A80Mfを購入し、悪天候でも星を見たいと思いホームスターエクストラを購入し、実際に自分自身でも星の撮影をしてみたいと思い一眼レフまで買ってしまいました(笑)。挙句の果てに天文部に入部もしました。(piscesさん)

●マックノートにも一票入れたいところでしたが、自分では見ることが出来なかったので、残念ながら外しました。その他は、まじまじと見る&体感したものです。皆既日食は上海まで行ったのに、豪雨に遭って見えませんでした。しかし「昼のスコール」が「夜のスコール」に突然変わってしまい、自分はこの月の影の中にいるという感覚に大変感動しました。はやぶさはJAXAで帰還生中継を見に行ったのが大切な思い出です。ホームズ彗星は、私の彗星好きを加熱させた、大きな意味のある彗星です。(南 健一郎さん)

●バーストするホームズ彗星は、宇宙の神秘さを感じさせ、長い間遠ざかっていた天文への関心を呼び覚ましてくれました。今は掃天の日々を過ごしています。(無記名)

●家庭用プラネは感動しました。購入日の夕方にカーテンを閉めてさっそく試したことが思い出されます。デジカメで日周運動もどきを撮影したり楽しみました。(ししまるさん)

●個人的にはISS関連が盛んな年だったと思いますがランクインしてないのが残念。若田さん&山崎さんとHTVなど日本の話題一杯なのに。(HALさん)

●この10年、結婚や子育てで遠征ができなくなり、望遠鏡を出すのは年に1〜2回程度でした。でも今年、夫から誕生日プレゼントに双眼鏡をもらったんです。市街地でも双眼鏡ならこんなに星が見えるのかと、改めて感動!!軽い小口径経緯台の望遠鏡も購入し、空を見上げる時間が一気に増えて、アンドロメダや散開星団を見つけることもできました。星を探すワクワクした思いを思い出すことができたことが、この十年で何より一番のニュースです。(EMIさん)

編集部より

堂々の1位に輝いたのは「はやぶさ」です。日本中が涙した感動の嵐はまだまだおさまりそうにありません。熱心なメッセージがたくさん寄せられたのは、2位の「しし座流星群」でした。「最高の一夜」「生きていてよかった」といったコメントに胸が熱くなります。「はやぶさ」と「しし群」を選んで、もうひとつはどれにしようか、と悩んだ人が多かったようです。「見られなかった悔しさも込めて」「世間に与えた影響の大きさ」「天文活動を再開するきっかけになったできごと」等々、選考の基準も様々でした。マイベストとして「日本人宇宙飛行士の活躍」「デジタル機材の進化」「娘が宇宙に興味を持ってくれたこと」などを挙げた人もいます。本当にご協力ありがとうございました。星ナビは、これからも心に残るニュースをみなさんへお伝えしていきます。