宇宙研・NASA合同による小惑星探査の「MUSES-C」計画に変更
【2000年8月8日 NASA JPL (2000/8/7)】
日本の文部省宇宙科学研究所(宇宙研)とNASAの合同による小惑星探査の「MUSES-C」計画に変更があった。
MUSES-C計画は、小惑星表面の物質を採取後、地球に送り届ける計画。探査機本体、小型ジャンプロボット、打ち上げロケットを宇宙研が担当、小型の探査ローバー(移動探査車)をNASAが担当する。
当初は2002年7月に「小惑星1989ML」に向けて打ち上げられる予定だったが、打ち上げは延期され、目標小惑星も変更になった。
新たな計画では、2002年11月〜12月に「小惑星1998SF36」に向けて打ち上げられることになる。その後2005年9月に小惑星に到達、小惑星を約3か月間探査後、2006年6月に採取した物質を地球に投下する。
NASAによると、延期の理由は、打ち上げロケットである宇宙研の「M-V型ロケット」の準備が遅れているためという。
<関連リンク>
- 宇宙科学研究所のMUSES-C紹介ページ
(2000/8/8現在、計画変更のアナウンス無し)