国立天文台、M82銀河に巨大「泡構造」を発見
【2000年10月10日 毎日新聞 (2000.10.4)】
地球から約1000万光年離れたM82銀河に、星の爆発的生成現象であるスターバースト現象に伴って比較的短期間に大量の星が爆発した結果形成された巨大な「泡構造」があることを、国立天文台・野辺山宇宙電波観測所の川辺良平教授らの研究グループが発見した。その中心で新種の中間質量ブラックホールが見つかっており、スターバーストが中間質量ブラックホールを生じさせたことがわかった。宇宙進化の謎を解く手がかりになると期待される。10月5日から群馬県伊勢崎市で開かれる日本天文学会で報告される。
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