SOHO、回帰直後の 96P/Machholz 彗星を撮影
【2002 年 1 月 8 日 アストロアーツ】
NASA と ESA(ヨーロッパ宇宙機関)が共同運用している太陽観測天文台 SOHO が、先日近日点を通過した 96P/ Machholz 彗星を撮影した。
SOHO はもともとは太陽の研究を主目的としているが、太陽をかすめるように動くサン・グレイザー彗星を数多く発見したり、回帰してきて太陽に近いところにある彗星を観測したりする役割も果たしている。今回の写真は、11 個ある SOHO の機器の一つである LASCO(Large Angle and Spectrometric Coronograph、広角分光コロナグラフ)によって撮影された。7 日の時点では尾の長さは約 2 度、光度は 2 等級程度ということだ。
ここ何日かは、SOHO LASCO 視野内を同彗星が動いていく様子を見ることができるので、下記リンク先から最新画像や動画を見てみよう。