【新製品情報】キヤノン、天体写真用デジタル一眼レフ「EOS 20Da」を発表
【2005年2月14日 キヤノン株式会社/キヤノン販売株式会社】
キヤノンから、現行デジタル一眼レフカメラの「EOS 20D」をベースとする、天体撮影に特化した機能を盛り込んだ天体写真仕様の新機種「EOS 20Da」が発売になる。
撮像素子にAPS-Cサイズで820万画素のCMOSセンサーを使用するなど、基本的な仕様は「EOS 20D」と変わらないが、天体写真の撮影対象として人気の高い赤い星雲の光(Hα線・波長656.3nm)を「EOS 20D」に対して約2.5倍透過する赤外カットフィルターを採用している。そのため、従来のデジタルカメラでは表現が難しかった星雲の撮影がより簡単になっている。
また、撮像素子からの映像をそのまま液晶モニタに表示するライブビュー機能を搭載している。倍率は5倍または10倍で、従来ピント合わせが難しかった天体撮影で、より厳密なピント合わせを可能にしている。
「EOS 20Da」の詳細な解説記事は、星ナビ4月号(3月5日発売)に掲載される。
「キヤノン EOS 20Da」の主な特長
- 有効画素数約820万画素(総画素数約850万画素)の大型単板CMOSセンサー
- 第二世代オンチップノイズ除去回路による、徹底したランダムノイズ低減と固定パターンノイズ除去
- Hα輝線の透過率を「EOS 20D」の約2.5倍に向上するなど、天体撮影に適した光学特性を実現
- 「ライブビューモード」の搭載により、撮像素子を利用したライブ表示によるピント合わせが可能
- 高精細な色再現処理を超高速で行う高性能映像エンジン「DIGICII」を搭載
- EF-Sレンズを含むすべてのEFレンズに対応
- EOSシリーズの豊富なアクセサリーが使用可能
- 価格:
- オープン(25万円程度)
- 受注開始:
- 2月15日