星ナビ2月号は「皆既月食ギャラリー」と「金環日食撮影計画」
【2012年1月5日 アストロアーツ】
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2012年2月号が、1月4日(水)に発売されました。多くの人が見上げた昨年12月10日の皆既月食をギャラリーで振り返り、いよいよ迫ってきた金環日食の観測計画特集を読んで撮影準備を始めましょう。注目の超小型赤道儀「ポラリエ」のレポート第2弾やギリシア神話に登場するアルゴ船の旅路、新シリーズ「宇宙の公案II」第1回もお見逃しなく。
表紙
2011年12月10日、東京都渋谷区で撮影された皆既月食画像を重ね合わせて、丸い地球の影の形を浮かび上がらせました。月が通過したのが、地球の影の端であることがよくわかります。
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「星ナビ2012年2月号」
金環カウントダウン特集「焦点距離別構図検討編〜撮影計画を立てる」
2012年5月21日に起こる金環日食を撮影しようと考えている方も多いでしょう。ひと言で撮影といっても、どんなふうに撮るかでレンズの選び方やセッティングの方法も変わってきます。まずは構図を決め、自分の残したい「絵」の形を明確にしましょう。皆既日食、金環日食に関する機能が拡充された天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ 9.1」の活用方法も合わせて紹介します。
手のひらサイズの超小型赤道儀 ビクセン「星空雲台ポラリエ」Part 2
1月号では、「星空雲台ポラリエ」の開発関係者インタビューやコン赤(コンパクト赤道儀)という新ジャンルの製品コンセプトを紹介しました。今回は、本格的な赤道儀並みの内部や実際に使用する際の極軸合わせスタイル、専用三脚の使い勝手など、詳しい機能や使い方についてレポートします。
日本各地でワインレッドの月・12月10日皆既月食ギャラリー
2011年12月10日の夜、2011年で2回目となる月食が各地で観測されました。日本全国で皆既月食の全経過を見ることができ、しかもほぼ南中するころに皆既月食の最大となる好条件の月食は、2000年以来約11年ぶりとあって、たくさんの人が美しい赤銅色の月を見上げました。編集部へ届いた月食作品の中から、秀作をギャラリー形式で紹介します。
ギリシア神話の星舞台を巡る IV
アルゴ座は、イアソンが50人のギリシアの英雄たちと共に黄金羊毛を受け取りに、黒海の東の果てにあるコルキス国に向けて旅立つ大冒険物語に登場する船の名前です。ギリシアのイオルコスを出航し、ボスポラス海峡を経て黒海へ、そしてイタリア方面を通ってリビアまで足を伸ばした壮大な航海の軌跡をたどっていきます。
宇宙の公案II 01「甦った宇宙項」
「宇宙の公案」シリーズの第II部第01回は「最新宇宙論」をテーマにお送りします。筆者は第I部の第01回と同じ佐藤勝彦さん。現在、初期宇宙の標準的パラダイムとなっているインフレーション宇宙論の提唱者として有名な佐藤さんに、17年間の宇宙論研究の変貌振りを語っていただきました。
星ナビ.comで「宇宙の公案」第Iシリーズの記事(「スカイウオッチャー」1994年10月号)を読むことができます。