KISSプロジェクトで超新星2013baを発見
【2013年4月13日 CBET 3465】
長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで4日、うしかい座方向の銀河に超新星2013baが発見された。同プロジェクトによる超新星発見はこれで8個目となる。
長野県の木曽観測所での超新星探査「KISSプロジェクト」で4月4.65日(世界時)、うしかい座方向にある銀河(SDSS J135256.58+215620.9とみられる)に超新星2013baが19.9等で発見された。チリ・ラスカンパナス天文台にある口径1mのSwope望遠鏡で確認観測された。
超新星の位置は以下のとおり。
赤経 13時52分56.63秒 赤緯 +21度56分21.7 秒(2000.0年分点) 銀河SDSS J135256.58+215620.9周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星2013ba
スペイン領カナリア諸島にある北欧光学望遠鏡での分光観測から、ちょうど明るさが極大に達したころのIa型超新星とみられている。
昨年4月の捜索開始以来、KISSプロジェクトによる超新星発見は今回で通算8個目となる。
超新星2013baの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、まず「ツール」メニューから「データ更新」を行い、新天体データを取得してください。