ブラッドフィールド彗星(1987年) C/1987 P1

1987年にオーストラリアのブラッドフィールドさんが発見した彗星で、5等級まで明るくなりました。


(伴良彦氏撮影のブラッドフィールド彗星の写真)

タイトル:
「去りゆくブラッドフィールド彗星」
撮影者:
伴 良彦
撮影日時:
1987年12月14日 18時53分、露出 15分
撮影地:
長野県南安曇郡梓川村丸田
撮影機材等:
ペンタックス SPF、SMCタクマー 200mm F4開放、フジクローム1600、タカハシ 160J赤道儀による自動ガイド
撮影者コメント:

明るい彗星が現れない時代に、ようやく現れた彗星でした。夕方の空の比較的高いところに位置していて、見やすい彗星でしたので、連日のように観察したことを覚えています。また、格好も本当に彗星らしい彗星でした。


(山田由雄氏撮影のブラッドフィールド彗星の写真)

撮影者:
山田 由雄
撮影日時:
1987年11月10日 18時1分、露出 4分
撮影地:
福島県郡山市逢瀬町
撮影機材等:
ニコン FM2、タカハシ ε-160(fl=530mm F3.3)、サクラ SR1600、タカハシ EM-100にて自動ガイド
撮影者コメント:

ハレー彗星のあとの肉眼彗星でした。夕空によく見えましたが、西に光害のない場所を捜して何度か撮影していました。この写真は比較的尾がよく写ってくれました。懐かしいフィルムです。


(渡辺守氏撮影のブラッドフィールド彗星の写真)

タイトル:
「小さかったが彗星らしい彗星だったブラッドフィールド彗星」
撮影者:
渡辺 守
撮影日時:
1987年12月19日
撮影地:
大分県 久住高原
撮影機材等:
ニコン F2、タカハシ MT130 + システム90で直焦点撮影、コニカ GX3200
撮影者コメント:

ハレー彗星フィーバーも落ち着いた頃、年末に見ごろになるという情報を元に、撮影地に向かいました。就職も決まり、卒業を待つだけだったので、時間にも余裕があり、星見三昧の日々でした。6等星かそれよりちょっと明るい程度の彗星でしたが、綺麗に尾を伸ばし、いかにも「彗星」というスタイルが印象的でした。


(田中千秋氏撮影のブラッドフィールド彗星の写真)

撮影者:
田中 千秋
撮影日時:
1987年12月21日 19時0分、露出 7分
撮影地:
長野県 ALCOS上田天体観測所
撮影機材等:
ニコン FM2、タカハシ ε-160(F3.3)、直焦点撮影、コニカカラー ネガ400、タカハシ JP赤道儀にて電動追尾
撮影者コメント:

ハレー彗星の翌年に現われたこの彗星は、ミニハレーの様相を示し、夕空に6等級の明るさで見られました。この年に作り上げた上田天体観測所での初めての撮影がこの彗星となりました。