リニア彗星(2001年) C/2001 A2

2001年1月15日、リンカーン研究所チームが発見した彗星です。たび重なる核の分裂に伴う増光により、21世紀最初の肉眼彗星となりました。


(田村竜一氏撮影のリニア彗星の写真)

撮影者:
田村 竜一
撮影日時:
2001年7月13日 22時30分、露出 3分
撮影地:
富士山五合目 富士宮登山口
撮影機材等:
ミノルタ SRT-101、タムロン 300mm F2.8開放、フジカラー800、ガイド撮影
撮影者コメント:

梅雨明け間近の日本列島は全国的に曇りもしくは雨。そんなNHKの朝のニュスで東京は快晴。関東地方だけが梅雨が明けているのです。気象庁のアメダスの日照のデータでもぽっかり関東地方だけが雲の穴があいている。わたしは、富士山へむかった。東名高速の浜名湖のPAまできて快晴。しかし、中央アルプスの上には積乱雲が…。富士インターで降りて富士宮登山口に向かう。しかし皆曇。時間がない。とりあえず、登山口へ。登山口に着くと風速15メートル以上の強風。しかし、晴れている。機材をセットする。登山者の自動車のライトに悩まされながら撮影する。明るさは5等級。尾は数度も伸びている。富士山頂から流れ落ちる天の川が美しかった。


(中神孝義氏撮影のリニア彗星の写真)

タイトル:
「LINEAR/C2001A2」
撮影者:
中神 孝義
撮影日時:
2001年7月2日 2時17分、露出 10分
撮影地:
愛知県 茶臼山
撮影機材等:
オリンパス OM2N、ズイコー 200mm F4開放、プロビア400F +0.5、タカハシ EM-200にて電動追尾
撮影者コメント:

撮影場所で彗星を見つけると、星仲間3人で双眼鏡と肉眼で見比べて、肉眼で見える見えないと確認し合いました。その時は、何をこだわっているのかと不思議に思いましたが、肉眼で見えることに意味があったのですね。