ステラナビゲータは、国内でデファクトスタンダードの地位を持つ、純国産の天文シミュレーションソフトウェアです。1992年の発売から長きにわたり、数多くの天文ファンや研究者から愛されてきました。ステラナビゲータの持つ特長をご紹介します。
好きな日時、好きな場所での星空を見ることができます。星の名前を調べたり、星座の形を調べたり、様々な情報へアクセスすることが可能です。それだけではなく、付随する情報もまとめて調べられるようにしてあります。太陽や月、惑星の出没を一覧したり、近く起こる天文現象をガイドしてくれたりもします。
ステラナビゲータは、様々な天文現象の再現します。現象が起こる日時と場所を合わせれば再現ができますが、大きな現象については簡単に再現するためのプリセットも予め準備されています。
星図上をクリックすると、クリックした天体の情報が表示されます。座標や出没などの情報の他にも、例えば新星や超新星であれば発見者や発見光度など、天体にまつわる情報も合わせて表示します。
また、アストロアーツの「天体写真ギャラリー」と連動しており、実際の天体写真を合わせて確認することもできます。
天文ソフトを支えているのは「精度」です。意識することは少ないかもしれませんが、天文現象では計算精度が物を言う場面が、想像よりも多くあります。
ステラナビゲータでは、恒星の位置は0.1秒角の精度、月・惑星の位置は1秒角の精度で計算(BC3000年~AD3000年)することができ、現象の正確な再現が可能になっています。
朝焼けや夕焼け、彗星の尾や流れ星の跡など、細かいところまで数値計算によるシミュレーションを行っています。
例えば流れ星は、実際に微粒子が地球に侵入した際の飛程を計算しています。これにより、流星群ごとの速さや明るさなどの特徴をリアルに再現することが可能になっています。
このため、流星が流れているときに地球の上空をシミュレートすれば、地球へ流れ星が落ちていく様子を見ることもできるのです。
次の日食や月食はいつ?そんな情報を調べるとき、検索エンジンだけでは、思い通りの情報に行き着かないかもしれません。
ステラナビゲータには、高度な天文計算ツールが搭載されています。例えば「会合検索」ツールでは、日食や月食、惑星などが近づく「会合」を、条件を絞って計算させることができます。水星と金星が並ぶ時はいつか、など、将来にわたって計算することが可能です。
ステラナビゲータには、星空の解説を音声付きで行う「プラネタリウム番組」が多数収録されています。
星空や星座の解説から最新天文学や宇宙観に至るものまで様々なテーマについて、第一線で活躍する実際のプラネタリウム解説者や研究者によって解説されています。
コンテンツ・ライブラリでは、公開されている星図や番組を見たり、自作のものを投稿したりすることができます。
彗星や小惑星などは、常に発見が続き、新しい天体がどんどん追加されています。また人工衛星などは、その軌道がどんどん変化してしまいます。
ステラナビゲータは様々な情報をオンラインでデータ更新しており、常に最新の情報でシミュレーションを行うことが可能です。
ステラナビゲータで作った星図を、気軽にオンライン保存することができます。保存した星図は画像としてPCのブラウザやスマートフォンなどで確認できる他、iStellarのシミュレーションで表示させたり、設定ファイルをダウンロードして再度ステラナビゲータで再現させることも可能です。
太陽系の天体や様々な星雲星団、その他の天文学のトピックについて、詳しい解説を含んだ天体事典が内蔵されています。コンテンツとして呼び出す他、天体情報パレットで表示した天体の解説もすぐに呼び出せるので、星空をより深く楽しむことができます。