GearBox ファームウェア更新

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はじめに

GearBoxについて

GearBoxは、「ステラショット(2以降)」「ステラナビゲータ(11以降)」から望遠鏡などの機器を無線で制御するためのコントロールボックスです。各部の説明や起動・終了などの基本操作についてはGearBoxの基本説明をご覧ください。

ファームウェア更新について

本ページで配布するファイルでGearBoxの不具合修正や機能追加を行います。ファームウェア更新の際は、「ステラナビゲータ」「ステラショット」の各アップデータ更新を併せて実施してください。

お知らせ

● 2022年6月24日:ファームウェアバージョン 2.0-180 を差し替え公開しました

2022年6月15日~6月24日(午後3時ごろ)にダウンロードしたセットアップファイルでファームウェアバージョン2.0-180に更新後、Wi-Fiが認識されない問題が発生している場合は、誠にお手数ですが再度セットアップファイルをダウンロードして更新を行っていただきますようお願いいたします(差し替え後もファームウェアバージョンは2.0-180となります)。

本問題の発生条件・状況:

  • SSIDが「GearBox_0dxxxx」もしくは「GearBox_0exxxx」
  • 起動後、緑ランプが「タン・タン・タン・タン・タタタタ」というリズムで点滅

製品不具合により大変ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

● 2022年6月15日:GearBox更新ファームウェア(2.0-180)を含むセットアップファイルを公開しました

詳しい修正内容は「リリースノート(修正内容の一覧)」をご覧ください。

下記2つの大きな変更点があります。

◯ ファームウェア更新手順が変わりました

「GearBox 2.0」(2022年6月15日リリース)より、ファームウェア更新方法が変更となりました。詳しい手順は「GearBoxのセットアップ」をご覧ください。

従来:GearBox画面から差分ファイル(.gz)を読み込んで更新
新手順:SDカードを初期化後、更新ファイルのコピーとインストール
手順は従来の「再セットアップ」と同じですが、「GearBox 2.0」ではセットアップだけで最新のファームウェアバージョンに更新されます。

※付属マニュアルおよび「公式ガイドブック」に記載の手順と異なりますのでご注意ください。

◯ Vixen StarBookの接続方法が変わりました

GearBox 2.0更新にともない、StarBookシリーズ接続時に下記の手順が必要となります。

  • 「GearBox設定」ダイアログの「ドライバ:望遠鏡」一覧で「Vixen」を選択(チェックON)します。「接続チェック」ボタンをクリックして「情報」欄に「Vixen StarBook Mount」が表示されることをご確認ください。

GearBoxの更新・セットアップ

GearBoxの最新ファームウェアを含むセットアップファイルです。機能更新のほか、PCからWi-Fiを認識しない等の問題が発生している場合もセットアップを実施してみてください。

※GearBoxのセットアップには、WindowsからmicroSDカードを直接読み込んでファイル操作を行います。SDカードリーダーをご用意ください。

  1. 下記「GearBoxセットアップ」ページからセットアップ用ファイルをダウンロードします。

    GearBox セットアップ

    推奨ブラウザ:Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Apple Safari
    ※ Internet Explorer (IE) では正常に処理を行えないため、上記の推奨ブラウザをお使いください。

  2. ダウンロードしたファイル「GearBox_NOOBS_xxxxxx_2.0-180.zip(xxxxxxはお手元のSSID)」を右クリックして展開します。
  3. 展開したフォルダの中に同梱されている手順書のPDF ファイル(README.pdf)を参照してセットアップを実施します。

※ファームウェア更新と併せて必ず最新アップデータのインストールも行ってください。

適用済みファームウェアバージョンの確認方法

  1. GearBoxを電源につなぎます(電源につなぐと約1分ほどでGearBoxが起動完了します)。
  2. WindowsからGearBoxにWi-Fi接続します。
  3. インターネットブラウザからGearBox画面(http://192.168.235.1/ )にアクセスします。
  4. ページ下部の「INDIGO Container」欄の数字(例:1.2.131.1)または「INDIGO」欄の数字(例:2.0-180)が適用済みのバージョン番号です。
    • ※初期のロットでバージョン情報の記載がない場合があります(その場合も以下の手順で同様に最新ファームウェアに更新できます)。

主な機能追加・修正

2.0-180(2022年06月15日公開)

機能追加・改善

  • キヤノン EOS-1D X Mark III / EOS Kiss X10 / EOS Kiss X10i / EOS R3 / EOS Kiss M2 / EOS M6 / EOS M200 に対応
  • ニコン D6 / D780 / Z 6II / Z 7II / Z 9 に対応
  • 富士フイルム X-Pro2 / X-T1 / X-T2 / X-S10 に対応(弊社動作未確認機種を含む)
  • ZWO カメラの新機種に対応・バグ修正
    • SDK(libASICamera2)を v.1.22(2022/03/10公開)に更新
  • QHYCCD カメラの新機種に対応・バグ修正(indigo_ccd_qhy2)
    • SDK(libqhyccd)を V2021.10.12 に更新
  • Vixen StarBookに対応(旧INDI版を廃止)

1.2.131.1(2020年12月17日公開)

機能追加・改善

  • キヤノン EOS R5 / EOS R6 に対応
  • ニコン Z 5 に対応
  • 富士フイルム X-Pro3 / X-T3 / X-T4 / GFX 50S に対応
  • ZWO カメラの SDK(libASICamera2)を v.1.15.0915 に更新

1.2.123.1(2020年08月11日公開)

機能追加・改善

  • QHYCCD カメラの安定性向上(ドライバ「QHYCCD2」を追加)

不具合修正

  • ミード LX200 シリーズで、微動ボタンを押下後に離しても微動が停止しない
  • ミード LX200 シリーズで、微動導入が完了しない
  • キヤノンカメラで複数枚の画像を連続して撮影する際、「露出時間」が1秒以上、1秒未満の撮影設定が混在していると、正しい露出時間で撮影されない

1.2.121.3(2020年04月30日公開)

不具合修正

  • タカハシ Temma シリーズの天頂設定ダイアログが表示されないことがある
  • ミード LX200 シリーズの望遠鏡位置を取得できない。

1.2.121.1(2020年04月10日公開)

機能追加・改善

  • ファームウェア更新の手順を簡易化する仕組みを導入(次バージョン以降に有効)
  • デジタル一眼カメラ接続の安定性を向上(対象メーカー:キヤノン / ニコン / ソニー)
  • QHYCCD カメラ接続の安定性を向上
  • 起動速度の高速化

不具合修正

  • タカハシ Temma シリーズの接続直後に、望遠鏡の座標を正しく取得できないことがある
  • GearBox の起動前に QHYCCD カメラのケーブルを接続すると、カメラを認識しない