ステラナビゲータVer.5では、ソフトウェアの実行に必要な設定がWindowsのレジストリに記録されています。アドミニストレーターでセットアップをおこなうと、別のユーザIDでログオンした環境のレジストリに必要な情報がコピーされないため、起動やCD-ROMの必要な機能の実行時に問題が発生します。
この問題は、アドミニストレーター環境のレジストリからステラナビゲータに必要な情報を書き出し、それを個別のクライアントユーザ環境のレジストリに移植することで解決できます。手順については下記をご覧ください。なお、同様の手順により、あるユーザの環境を他のユーザの環境へコピーすることも可能です。
アドミニストレーター(またはステラナビゲータをセットアップしたユーザ)でログインします。ステラナビゲータは起動させないでください。
「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択すると、「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されます。このダイアログの「名前」の欄に次のように入力し、「OK」ボタンをクリックします。
REGEDIT
これで、「レジストリエディタ」が起動します。
レジストリエディタの左側のウィンドウの「HKEY_CURRENT_USER」の左にある「+」マークをクリックして開きます。HKEY_CURRENT_USERの中にある「Software」を同様にして開きます。
さらにその中の「AstroArts」をクリックして選択します。「AstroArts」が反転した状態になります。
レジストリエディタのファイルメニューから[レジストリの書き出し]を実行します。
[レジストリファイルの書き出し]ダイアログボックスで[◯選択された部分]を選択して、ファイル名に例えば「AstroArts.reg」のような名前を付けて保存します。このファイルの保存場所は、あとでクライアントユーザが参照できるところにしてください。
一度ログアウトし、クライアントユーザでログインしなおします。
先ほど書き出したファイル「AstroArts.reg」をダブルクリックします。すると、「レジストリに追加しますか」と確認のメッセージが表示されるので「はい」を選択します。
もう一度終了のメッセージが表示されます。それも「はい」で閉じます。
これで、ステラナビゲータの起動に必要な情報がユーザのレジストリに追加されます。ステラナビゲータを起動して、正常に動作することを確かめてください。