あらかじめUSB-シリアル変換ケーブルのドライバをPCにインストールしておきます。 ドライバが収録されたCD-ROMが付属している場合もありますが、Windowsの更新に対応した最新版をオンラインで公開している場合が多いため、ケーブルメーカーのWebサイトから入手しておくのが確実です。ドライバのダウンロードページで、お使いのWindowsバージョンに対応したドライバを選んでダウンロード・インストールします。
赤道儀を付属の取扱説明書にしたがって通常通り設置し、極軸合わせも完了しておきます。あとでステラショットでの極軸補正を行う場合、極軸合わせは大まかで構いません。
NexStar+は製造時期によって2タイプの接続端子があります。それぞれのタイプでの接続手順を下記で紹介します。
GearBoxを使用する場合は、以下説明中のPC をGearBox に置き換えます。
RJ-11端子(左:2017年末以前製造)とminiUSB端子(右:2017年末~)
望遠鏡接続ケーブルの望遠鏡側(RJ-11 6ピン モジュラージャック)をNexStar+の RJ-11 端子に挿します。
望遠鏡接続ケーブルの PC 側(D-sub 9ピン メス端子。画像左側)を USB-シリアル変換ケーブル(画像右側)のシリアル端子側に挿します。
USB-シリアル変換ケーブルを PC の USB ポートに挿します。
GearBox経由の場合は、GearBoxのUSB端子に挿します。
USBケーブルのミニB端子をNexStar+のUSB端子に繋ぎます。
USBケーブルのA端子をPCに繋ぎます。
GearBox経由の場合は、GearBoxのUSB端子に挿します。
お使いのNexStar+を初めて PC に挿した場合には、Windows 上で「新しいデバイスを検出しました」などのメッセージが出ます。デバイスの初期設定が終わるまでしばらくお待ちください。
赤道儀本体の電源をオンにします。
赤道儀に付属の取扱説明書にしたがってNexStar+に日時と場所を入力し、恒星を使ってアライメントをしておきます。
撮影時に導入補正を行いますので、短時間で済む「ワンスターアライメント」で構いません。前回のアライメント結果を読み込む場合は「ラストアライメント」を選択します(アライメント結果の保存については以下を参照)。
Advanced-VXなどでは、電源を切る際にNexStar+のメニューで「休止」を選択すると次回使用時にアライメントを省略できます。
また「RTCをオン」にしておくと、次回使用時に日時の入力も省略できます。
GearBox経由の場合は、GearBoxを起動してPCと接続します。
設定パネルから「望遠鏡選択」ダイアログを開きます。
接続方法(「PC直結」または「GearBox」)を選び、「メーカー」で「セレストロン」、「機種」で機種名を選択します。
「PC直結」の場合は、ご利用のUSBに対応するCOMポートを選択します。
「GearBox」の場合は、COMポートで「/dev/ttyUSBx」(xは一桁の数字)を選択します。「/dev/ttyUSBx」がCOMポート一覧に表示されない場合は「情報更新」ボタンをクリックして一覧を更新します。
※「/dev/serial1」や「/dev/ttyAMA0」などでは接続できません。
「接続時に日時・場所を送信」チェックボックスをONにします。 接続時に、PCの日時とステラショットに設定されている場所設定が望遠鏡に送信されます。
「接続チェック」をクリックして望遠鏡が正常に認識されることを確認したら、「OK」をクリックして「望遠鏡選択」ダイアログを閉じます。
「接続」ボタンをクリックします。ボタンが「接続中」表示に変わります。
星図に望遠鏡マークが表示されます。