冬の星空を楽しもう
2005〜2006年この冬のポイント
2005年12月14日 ふたご座流星群
夏のペルセウス座流星群と同じような活発な出現を見せてくれるふたご座流星群が、12月14日から15日ごろピークになるとみられている。この流星群の放射点は、ふたご座の2等星カストルのすぐ近くにあるため、宵のころから翌日の夜明けまでほぼ一晩中、好条件で観測できることになる。最近は明るい流星も含まれ、見ごたえのあるものとなっている。
ステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[ふたご座流星群が極大.sns]
今年のこの流星群のピークは12月14日の15時ごろと予想されているので、12月14日の宵から翌15日の未明にかけてがチャンスとなる。ただし、今年はあいにくなことに12月16日が満月で、ほぼ一晩中、月明かりの中で見なければならないことになってしまう。
この流星群の出現期間は12月5日ごろから20日ごろまで続き、およそ2週間にわたって飛ぶのが見られるので、月光をさけながらの観測計画を立てるのもよいだろう。
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2006年1月4日 しぶんぎ座流星群が極大
毎年恒例の天文現象の最初のものとして紹介されるのが、三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群だ。今年のしぶんぎ座流星群は、月明かりがまったくないという点と、ピークが4日3時ごろと予想されており放射点高度も高いという点で好条件が揃っており、要注目である。
ステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[しぶんぎ座流星群が極大.sns]
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2006年2月6日 プレアデス星団と月が大接近
2006年は何度かM45・プレアデス星団(すばる)が月に隠されるところが観測できるが、その最初のものが2月6日に見られる。とはいえ、たとえばη(エータ)星アルキオーネが月に隠されるのが日没前のことなので、食のようすを見るのはたいへん難しい。夕空が暗くなるころ、食が終わった後に、上弦すぎの月とプレアデス星団がごく接近して並ぶようすが双眼鏡で美しく眺められるだろう。
ステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[プレアデス星団と月が大接近.sns]
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2006年3月5日プレアデス星団と月、火星が接近
3月5日の宵空で、M45・プレアデス星団(すばる)に上弦前の月が近づいていくようすが見られる。月がたいへん明るいので、そのようすをはっきり見るには双眼鏡を使った方がよいだろう。また、近くには火星とヒヤデス星団が並んで見えている。。
ステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[プレアデス星団と月が接近、近くには火星も.sns]
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2006年3月29日 皆既日食(地中海)
3月29日、アフリカ北部から地中海を通ってトルコへぬける皆既日食が見られる。皆既の継続時間はおよそ4分間という好条件で、世界中から大勢の天文ファンが遠征観測するだろう。日本では、テレビの生中継やインターネットライブで楽しもう。なお、日本で次に皆既日食が見られるのは2009年7月22日のことになる。
ステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[皆既日食(地中海).sns]
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