デヴィコ彗星(1995年) 122P

日本人3人により発見され、その後の軌道計算でデヴィコ彗星の19世紀以来の回帰と確認されました。1995年9月から10月にかけて明るくなりました。


(藤井恒徳氏撮影のデヴィコ彗星の写真)

タイトル:
「122P デビコ彗星」
撮影者:
藤井 恒徳
撮影日時:
1995年10月3日 4時40分、露出 10分
撮影地:
広島県安浦町
撮影機材等:
ビクセン VX-1カメラ、ビクセン R200SS、フジカラー SuperG ACE800、タカハシ EM-200
撮影者コメント:

ウエスト彗星以来、尾を引く彗星を追いかけてきましたが空振りばかり。その際たるものが90年のオースチン彗星。長い尾を引く彗星を見ることはもう二度とないのでは、との思いでしたが、久しぶりに望遠鏡でしっかりとした尾が見えた彗星でした。期待していなかっただけに、その後の大彗星の到来を予感させる彗星でした。観測場所に行けば、いつも誰かいる。そんな場所で夜明けまで仲間とわいわいやっていた頃がなつかしいです。


(中神孝義氏撮影のデヴィコ彗星の写真)

タイトル:
「デビコ彗星」
撮影者:
中神 孝義
撮影日時:
1995年10月7日 4時41分、露出 2分30秒
撮影地:
愛知県茶臼山
撮影機材等:
ビクセン VX-1、タカハシ FC76、レデューサ使用(F5.9)、フジカラー Super G ACE800、タカハシ EM-200にて電動追尾
撮影者コメント:

初めての彗星撮影でGetした画像です。撮影前の数時間前は天候が悪く自分は車の中で仮眠していましたが、彗星が見える頃には、天候が急に回復したとのことで、星仲間に叩き起こされて、寝ぼけ眼でフラフラになりながら機材を組み立て、やっとの思いで撮影しました。仲間が“奇跡だ!”と何度も叫んでいたことを不思議に思いましたが、百武彗星を経験して意味が解りました(僅かな晴れ間は、本当に貴重ですね)。