1999年

モノトーンにおおわれていた周囲の景色に、わずかづつ変化が現れはじめます。陽射しも徐々に強くなり、柔らかな緑が目に飛び込んでくる季節です。20日の夕方の西の空では月と、金星、土星が接近していて、双眼鏡では素晴らしいながめとなるでしょう。

←前の月へ 次の月へ→

1999年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
今月の星空 バックナンバー

   

天頂付近には、明るい2つの星が仲良く並んでいるのが分かる。ふたご座のカストルとポルックスで、弟のポルックスのほうがやや明るく1等星で、カストルは2等星だ。冬の星座は西空に回り、代わって東の空からは春の星座たちが姿を現す。しし座はすでに南東の高いところに見えている。

北の空のカシオペヤ座は徐々に低くなり、北斗七星が北東の中天で見やすくなる。これから夏までは、北極星を探す良い目印となる。

 

20日の夕方に、西の空で月、金星、土星が接近します。 宵の明星の金星の輝きばかりが目につく夕空ですが、この日は土星や細い三日月がそばにやってきて、夕空がにぎやかなものとなります。


日付月齢天文現象
3/1(月) レグルス食
3/2(火) 満月
3/3(水) 水星が東方最大離角
3/10(水) 下弦
3/18(木) 新月
3/20(土) 夕方、西の空で月、金星、土星が接近
3/22(月) おうし座γ星の食
3/24(水) 上弦
3/29(月) レグルス食(沖縄地方)

   

水星…△夕方の西空、3日に東方最大離角→×見えない 19日に内合 
金星…◎夕方の西空 
火星…○明け方に南中
木星…△夕方の西空 
土星…△夕方の西空 
天王星…×明け方の東空低い 
海王星…×明け方の東空低い 
冥王星…×明け方に南中


Copyright(C) AstroArts Inc.  AstroArts All rights reserved.