NASA、宇宙研の小惑星探査機MUSES-Cに搭載予定の小型探査車を中止
【2000年11月9日 FLORIDA TODAY Space Online (2000.11.4)】
NASAは日本の宇宙科学研究所 (宇宙研) が中心となって進めている小惑星探査計画「MUSES-C」に小型探査車を搭載することになっていたが、コストの増大と重量超過を理由にこの小型探査車の計画を中止した。ただし、NASAはMUSES-C計画における協力体制は今後も継続するという。
MUSES-C計画は世界初の小惑星サンプルリターン (表面物質の採取と地球への投下) 計画である。予定では、2002年11月〜12月に「小惑星1998 SF36」に向けて打ち上げられ、その後2005年9月に小惑星に到達、小惑星を約3か月間探査後、2006年6月に採取した物質を地球に投下することになっている。
<リンク>
- MUSES-C (宇宙研)
<関連ニュース>
- 2000. 8. 8 宇宙研・NASA合同による小惑星探査の「MUSES-C」計画に変更