MUSES-C、打ち上げ成功 愛称は「はやぶさ」に
【2003年5月12日 宇宙科学研究所】
宇宙科学研究所は9日(金)13時29分、M-Vロケット5号機で惑星探査衛星MUSES-Cを打ち上げた。
その後ロケットは順調に飛行し、探査機が予定通りの軌道に乗ったことや各種機器が正しく動作していることなどが確認された。
探査機の愛称は、276通の提案の中から「はやぶさ」と命名された。目標に向かって精確に飛び、タッチアンドゴーでサンプルを取ってくるようすが鳥のはやぶさに似ていることが選定理由となったようだ。
衛星は今後約2年かけて小惑星1998 SF36に到達し、小惑星表面のサンプルを採取、その後再び地球に戻ってくる予定(2007年6月)となっている。打ち上げの成功を祝いつつ、計画が最後まで順調に進められることを祈りたい。