太陽観測衛星STEREOが巨大なプロミネンスを撮影
【2009年10月20日 NASA】
9月末にNASAの双子の太陽観測衛星STEREOが、約30時間にわたって現れた巨大なプロミネンスを観測した。
プロミネンスとは、高温のコロナの中に浮かぶ低温ガスのかたまりで、日食時には、太陽の縁から噴き出しているようすが見られる。
STEREOは、9月26日から27日にかけて、プロミネンスが噴き上がり、長く伸びて繊維状となり、やがて時間の経過とともに壊れて太陽上空に広がっていくようすを約30時間にわたってとらえた。
1995年に打ち上げられた太陽観測衛星SOHOやSTEREOが、発生から消え去るまでこれほど長い時間にわたってプロミネンスを観測し続けた例は、そう多くはない。
なお、NASAのリリース元では、このプロミネンスをとらえた動画を見ることができる。