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2001年1月10日早朝の日食を見よう!

皆既月食アルバム

新宿/沖縄での皆既月食映像を公開しました。

 7月16日から17日にかけて、久しぶりの皆既月食が見られた。 20世紀最後で、しかも皆既継続時間が1時間47分にも及ぶ今世紀最長の皆既月食だ。 日本国内は条件も良く、予想に反して広い地域で晴天に恵まれたこともあり、地球の本影による食の全経過を見ることができた。

●まずは過去の皆既月食をおさらい

 前回の皆既月食が日本国内で見られたのは、2年10か月前の1997年9月のことだった。しかし、台風が日本列島を直撃し、西日本を中心に全国的な悪天候となってしまった。結局、台風一過のわずかな地域のみで奇跡的に眺められただけだった。
 その前の皆既月食は、1993年11月に起きているがこれは北海道東部で皆既食終了直前の月が水平線から昇ってくるという月出帯食であり、国内のほとんどの地域では月が地平線下で皆既を終えていて、復円しつつある欠けたままの月が昇ってくるのが見られただけであった。さらにその前となると7年も前の1993年6月の皆既月食となるが、これも全国的に雲が広がり、全経過を見ることができた地域は比較的少なかったようだ。
 実際にある程度全国的な好天に恵まれた皆既月食となると、なんと10年以上も前の1990年2月まで遡らなければならない。
 つまり、日本は、この10年間皆既月食にほとんど恵まれていなかったのだ。最近の天文ファンの中には今回の皆既月食が「はじめての体験」という人も少なくないだろう。

 というわけで、期待はいやがうえにも高まるのだが…今回は7月16日である。平年の気象データでは、近畿付近で梅雨が明けかけているころだが、関東以北では梅雨のまっただ中。もっとも、天候に関しては現時点ではまったく予想が立たないので何ともいえないが、全国的な好天の可能性はけして高くないのが残念だ。

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