〜望遠鏡で見てみよう!〜 | |
リニア彗星は、夜空で誰の目にもとまるほどの大彗星ではありません。はじめて彗星をさがそうという人は、それなりの準備と工夫が必要です。 |
望遠鏡で見る彗星はまたおもしろいものです。毎日のように追いかければ、彗星の意外な変化を目撃できるかもしれません。 オススメアイテム(2) 星図を見ながら望遠鏡を操作して、自分の手で彗星を視野に入れることができれば、ちょっとしたコメットハンター気分が味わえます。 でも彗星がどんな明るさに見えるのか予測がつかないんでしょー。もし明るくならなかったら望遠鏡で見つけられる自信がないよー! ・・・という人のためにあるのが、自動導入装置です。リニア彗星の軌道要素を入力しておけば、今夜の位置を自動的に計算して望遠鏡をグィーーンと向けてくれるスグレものです。自動導入望遠鏡だから彗星がよく見える、ということは決してないのですが、楽ちんでカッコいい彗星ウオッチングを実現するアイテムとしてオススメです。 望遠鏡は口径が大きいほど集光力も大きく、彗星のような淡い天体には有利です。左は口径20cmのシュミット・カセグレン式望遠鏡です。パソコンと接続することで、彗星の位置を計算し、自動的に導入することができるスグレものです。 自動導入装置がなくても、いろいろと倍率を変えて楽しめるのが望遠鏡のいいところです。彗星を視野に入れたら、いろいろなアイピース(接眼レンズ)をつけて覗いてみましょう。 倍率を低めにすると、視野も明るく、彗星のコマ(頭部)の広がりがわかるでしょう。倍率を上げると、核の付近の変化が捉えられるかもしれません。予測はできませんが、ジェットが噴き出したり、核が分裂したりするかもしれません。 人気の広角アイピース 迫力ある視界が楽しめる広角アイピースは人気です。彗星のコマは意外と大きく広がっていて、ワイドな視界の長焦点アイピースを使えば抜群の迫力で楽しめることでしょう。短焦点アイピースで高倍率すれば、彗星核付近をアップで楽しめます。分裂したり、ジェットを噴き出したりと、核付近で起きるなにか貴重な現象を目撃できる可能性もあります。 望遠鏡と連動する天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」 すでに望遠鏡とパソコンを持っているなら、望遠鏡をパソコンをつないでみましょう。ステラナビゲータを使えば、リニア彗星の軌道要素を入れておくことで、パソコンから簡単に望遠鏡を制御できます。
はじめての彗星さがし
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