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1年中で一番寒さが身にこたえる季節だが、寒ければ寒いほど星空はいっそう冴えわたり、星々の輝きも鋭さを増す。5日には南極で部分日食が見られるが日本からは見えない。南極老人星の名で知られるカノープスも観望の好機だ。 |
南の空高いところには、冬の王者「オリオン座」の星々が輝いている。冬の大三角のうち、おおいぬ座のシリウスを目印に、南の地平線付近を探すと、りゅうこつ座の1等星「カノープス」を見つけることができる。「南極老人星」と呼ばれるこの星は、東北地方の中部より北では見ることができない。
北の空の天頂よりには、ぎょしゃ座のカペラが見える。冬の空には1等星が多く、とてもにぎやかな印象を受ける。
今月のイチオシ:11日の夕方の南西の空で月が木星に接近する。月齢5.9の月と、マイナス2.3等級に輝く木星の接近は素晴しい眺めとなる。午後6時半頃には月も木星も高度50度ほどもある。地上の景色の美しい所を探しておいて撮影したい。 |
水星…×見えない→15日東方最大離角、夕方西→×見えない
金星…○明け方南南東
火星…○夕方西南西
木星…◎夕方南高い/おすすめ
土星…◎夕方南高い/おすすめ
天王星…×6日合/見えない
海王星…×明け方東南東低い
冥王星…×明け方南
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