M24
(いて座の散開星団)
- M24(NGC 6603) いて座/(NGC 6603:散開星団(g))
- 赤経 18h18.4m 赤緯 -18°25′
- 等級 4.6等(NGC 6603=11.0等) 視直径 1.5°(NGC 6603=4′)
- 距離 (NGC 6603=16,300光年)
解説
いて座のμ星の北に肉眼でも見える天の川がひじょうに濃い部分があって、この1.5°ほどの範囲をメシエはM24としましたが、実際には星団ではありません。なお、この位置にはとても小さな11等級の散開星団NGC 6603があり、これをM24としている場合もあります。しかし、メシエが当時使っていた望遠鏡では、11等級の散開星団を見つけることはできなかったのではないかとも言われています。
見つけ方
いて座の天の川の一番濃いあたりで、いて座μ星からは4.6m東、2°39′北です。
双眼鏡
天の川の濃いあたりなので、双眼鏡では特に明るく見え、視野には微光星がちりばめられて見事です。NGC 6603は見えません。
10cm
かなりの低倍率でないかぎり、視野から星がはみ出してしまい、おもしろくありません。25倍〜40倍の広視界型のアイピースで観察すると散開星団のような雰囲気がわかります。
20cm
空の条件が良ければ、NGC 6603をなんとか観察できるようになりますが、かすかな星雲状にしか見えません。