大口径対物レンズ搭載のEDアポクロマート屈折望遠鏡、Askar「203APO 鏡筒」新発売

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サイトロンジャパンが、天体望遠鏡ブランド「Askar」の大口径203mm3枚玉対物レンズ搭載のEDアポクロマート屈折望遠鏡「203APO 鏡筒」を新発売。

【2024年10月3日 星ナビ編集部

サイトロンジャパンは、Jiaxing Ruixing Optical Instrument社の天体望遠鏡ブランド「Askar」の「203APO 鏡筒」を10月2日に発売した。なお、この商品は受注生産品となる。

203APO 鏡筒
203APO 鏡筒(提供:サイトロンジャパン、以下同)

■ 発売概要
  • ブランド:Askar
  • 商品名:203APO 鏡筒
  • 希望小売価格:オープン価格
  • 予想市場価格:税込1,520,000 円前後(※サイトロンジャパンによる予想価格であり、実売価格とは異なる)
  • 発売日:10月2日(水)
  • その他:注文から納品まで通常の在庫品に比べて時間のかかる受注生産品

■製品特長

超大口径屈折望遠鏡
  • 市販の屈折望遠鏡としては最大級の口径203mm、焦点距離1421mm、3群3枚構成のレンズを搭載したEDアポクロマート屈折鏡筒。
  • 3枚(凹凸凹)の対物レンズのうち、真ん中の凸レンズにEDガラスを使用することで色収差を良好に補正し、肉眼での観測と写真撮影の両方で極めて高い性能を発揮する。

203APO 鏡筒

大口径レンズが生み出すコントラストの高いクリアな像 屈折望遠鏡は光路に遮蔽がないため、203mm大口径レンズが生み出すコントラストの高いクリアな像を楽しむことができる。

203APO 鏡筒
(画像クリックで拡大表示)

鏡筒伸縮装置搭載で、高い収納性と軽量化を実現
  • 接眼部に伸縮装置を装備、使用目的に応じて伸縮させることで、柔軟に光路長を確保することができる。
  • ドローチューブは約100mm、伸縮装置は約150mmそれぞれ伸長可能。
  • 双眼装置のような長い光路長を必要とするアクセサリーの使用時には、伸縮装置を縮めることで最大335mm(31.7mmアダプター後端から)の長大な筒外焦点が得られる。
  • フードも伸縮式で、接眼部を縮めた状態の収納時の最短全長は約1145mm。大口径の屈折望遠鏡でありながら高い収納性をもつ。

203APO 鏡筒

重量を抑えた薄型鏡筒バンドとロックの切り替えができるハンドル
  • 鏡筒本体の重量は約 14.9kg、鏡筒バンドとプレートを装備した総重量は約23.5kg。
  • 鏡筒バンドは薄型のものが3箇所に取り付けられ、必要な強度を確保しつつ重量が軽減されている。
  • 接眼部の伸縮装置には、工具を使わず簡単にロックの切り替えができるようにハンドル付き。
  • 大型の3.5インチドローチューブが標準装備されており、伸縮装置を縮めた状態でも対物レンズからの光がケラれないように設計されているほか、フルサイズ対応の補正レンズ(後日発売予定)の取り付けも想定された余裕のある設計。

203APO 鏡筒

充実した装備
  • デュアルスピードラックアンドピニオンフォーカサー搭載のため、正確なピント合わせが可能。
  • M4のネジ穴を採用し、市販の各種電動フォーカサーの取り付けにも対応可能。
  • なめらかに回転する 360°視野回転装置を標準装備。
  • ファインダー台座は左右に2つ装備。
  • 鏡筒ハンドル部分には、34mm 幅のファインダーアリガタを取り付けられる溝を用意。
  • 長さ500mmの幅広(75mm)ドブテイルバーが装着されており、容易にバランスを取ることができる。
  • 運搬や保管に便利なハードケース付属。

203APO 鏡筒

■主な仕様
  • 口径:203mm
  • 焦点距離:1421mm
  • 口径比:F7
  • 光学系:3群3枚(うちEDレンズ1枚使用)
  • 全長:約1145mm(フード収納・伸縮装置非展開時)、約1475mm(フード・伸縮装置展開時)
  • フード外径:φ229mm
  • 鏡筒外径:φ206mm

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