国立天文台の4D2Uドームシアターがリニューアル公開

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国立天文台三鷹キャンパスの4次元デジタル宇宙(4D2U)ドームシアターが2014年秋から行っていた設備の更新作業を完了させ、4月より新上映システムでの公開を再開した。

【2015年5月7日 国立天文台 (1)(2)

国立天文台三鷹キャンパス(東京都三鷹市)の4D2Uドームシアターは、独自のソフトウェアを用いて地球から遠方宇宙へと自在に空間を移動しながら、天の川銀河や宇宙の大規模構造を俯瞰 (ふかん) したり、理論シミュレーションに基づいた宇宙の姿を迫力ある立体映像として鑑賞したりできるドームシアターだ。2007年に一般公開を開始し、シミュレーション結果を可視化したムービーコンテンツや4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」を使用した立体視映像の上映が好評を得てきた。

2014年秋以降、公開を一旦停止して設備の更新作業を進めてきたが、その作業が完了し先月より新上映システムでの公開を再開している。

4D2Uドームシアター テスト上映の様子
4D2Uドームシアター テスト上映の様子(天の川と太陽系)(提供:国立天文台)

新上映システムでは、より高輝度・高画質・高コントラストの映像を投映できるプロジェクタが導入された。また、従来のドームシステムでは後方の立体視はできなかったが、新システムでは全方位での立体視が可能となった。座席も増設され、定例公開 (事前申し込み制) の回数も従来の月2回から月3回に増えた。

定例公開のスケジュール、参加の申し込み方法等の詳細については、下記のウェブサイト「4D2Uドームシアター 公開のご案内」を参照のこと。